2009年01月16日

緊急総会

ga63emg.JPG第63回総会 緊急総会

国連における総会(General Assembly)は、国家の唯一の立法機関である国会に似た性質を持っている。ここで決める物事に、強制力がないところが大きく違う点だが、192の国連加盟国の共通認識として確認される重要な事項になる。こう書くと、表現が硬いなぁと思ってしまうが、分かりやすくいえば、全員で話し合いましょうという場所なのだ。

通常、毎年9月に始まって、1年間続いて、次の9月に会は次の数字になる。去年2008年の9月から、第63回になっている。これは、1945年の国連設立から63年経った2009年になっているからだ。

通年、1月は会議をしていないそうだ。年が明けて、まぁのんびりやろうってことなのだろうか。しかし、今は、そうは言っていられない事態が起きていて、そのため緊急総会を開催することになった。そうは言っていられない事態とは、パレスチナとイスラエルの問題だ。パレスチナのハマスに対して、イスラエルが攻撃をしている。これにより、100人を超える人が既に犠牲になっている。そのなかには、子供や女性を含め、さらには、国連職員までもが命を落としている。

とまぁ、これだけ書けば、どれほど緊迫した雰囲気で、会合を開いているのだろうかとなるが、今日見に行って、かなり拍子抜けした。朝10時に開始。傍聴席のようなところに座り、6カ国語が聞こえるイヤホンを耳にはめ、開始を待った。しかし、各国の国連大使はのろのろと談笑しながら、時間を守ることなく、部屋に入ってきて、結局始まったのは、11時に近かった。

こんなもんなのだろうか。現地で命を削りなんとかしようとしている人達がこの光景を見たら一体なんて思うだろう。国連のやっていることなんて、振りだけなのか。そう思うに違いない。実際、僕もそう感じた。

パレスチナ、イスラエルそれぞれの主張を聞いた。実際の声明というのは、用意された文章を棒読みするという、ダイナミックさに全く欠ける行為だった。もっと白熱した議論が行われるのだろうかと思ったが、コメントを出している当人たちも、その真剣さがあまり表に出ていない感じだった。

まぁ、いいや。とりあえず、会議場の写真を載せよう。政治というか、外交ってこういうものなのかもしれない。
posted by atsushi at 12:58| Comment(0) | 国連インターンシップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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