2009年02月14日

国連 就職、雇用情報

就職情報 その1

前回お約束したとおり、今現在僕が知っているだけの国連の就職について書いてみようと思います。今から、書くことはかなり内部について書くことになりますし、外務省国連機関が触れてほしくないことを書くことになるかもしれませんあせあせ(飛び散る汗)

まず、その前に前回の投稿から間違えを発見したので訂正します。PKOミッションに勤務する日本人職員の数は、24人います。4人ではありませんでした。一の位の4だけ覚えて書いてしまいました。すいませんバッド(下向き矢印)。しかし、専門職員6,278人のうちの24人というと、全体の0.4%でしかありません。やっぱり、少ないですよね。(2007年10月末現在、外務省の資料より参照)

国連という機関は、どこの国にも属さない、どこの国にも偏らない公平な機関パンチ、そういうテーマを掲げていますね。でも、本当にそうなのでしょうか。そういうことが、この世の中で本当に可能なのでしょうか犬犬犬。国連職員になる道は様々なものが用意されています。競争試験、JPO、もしかしたらインターンシップも(広い意味で)。しかし、職員のほとんどが、各国政府で働かれたことのある人達です。プライベートセクターからの人も多くいますが、何となく感じているのは、やはり政府機関で働いていた人は強いということです。それは、どうしてか。各国は代表部(Permanent Mission)をニューヨークに在駐させています。彼ら、いわゆる参加国(Member States)は、様々な見えない力を持っていて、予算を決める時に抱き合わせで、その国の職員を雇うよう働きかけたりするからです。これは、ほんの一例ですが。

国連には、いろんな部署が存在しますが、その上のトップの人がとある国の人で、そのとある国が戦争をしたとします。使ってはいけないものを戦時中使ったとして、それに対してどういう対処をするでしょうか。本当に、母国に加担しないような発言や行動をその人がとれるのでしょうかexclamation&question。先ほども言ったように、彼らの多くが元国家公務員という、母国と太いパイプを持った人が多いのが現状です。職員の構成をしっかり調べたわけではありませんが、職員の割合構成は、国連の陰なる部分を見せるものだと思います。どうして、こんなことを気にするのか、知る必要があるのかというと、それは、就職や昇進にそれなりに関わるからですダッシュ(走り出すさま)

日本の企業や役所の世界では、それなりに、経験年数と仕事への貢献が評価されて、上に行くものだと思います(もちろん、その人の世渡り上手な部分や、重要な知人の有無なんていうのは大きく影響するでしょうが)。僕は、ここへ来て1ヶ月経ちましたが、国連の仕組みについては、ある程度分かってきたつもりです。ここでの昇進は、自分の仕事への達成度や貢献度、これらは言ってしまえばほとんど考慮されないのですがく〜(落胆した顔)がく〜(落胆した顔)がく〜(落胆した顔)。残念ですが、それよりも、誰を知っているか、誰と仲がいいか、誰が押してくれているか、それが重要なようです。誰も、この組織では助けてくれません。自分のネットワーク力にかかっているのですむかっ(怒り)

職員になっても、ずっと、履歴書を更新して、次のポストへ応募していかなくてはいけません。職員になったらあとは安泰なんて仕事ではありません。ここが、日本のいわゆる公務員という感覚と大きく異なる所です。なぜなら、短期のポストがほとんどだからです。6ヶ月や1年なんていうのはざらで、2ヶ月なんていうものもあります。それを、ドンドンこなして、勤務していくのです。職員は、常に自分のポストの心配をしているのです。国連職員に応募する時に、PHPを書きます。その項目の中で、6ヶ月の仕事でも受けますか、という問いがあります。これは、そういった短期間の組み合わせで仕事が成り立っていくという現状を受け入れますかということです。

崇高な使命感国際貢献への情熱、これを持ち続けることができるのでしょうか。あ、ヤバい、ちょっと話が固くなってきました。

まぁ、とりあえず、人は家族を持ったり、両親の世話をしたり、現実的なものが発生して来るのです。日本人の職員が増えない理由、辞めていく職員がいる理由は、こんな所にもあるのかもしれません。そして、国連職員というハードルの高い、狭き門をクリアしても、退職後に移っていける場所が、教職への道くらいしか見いだせないのも、やっぱり問題ですビル

なんか、いつも話がそれる気がするし、書きたいことが書けない気がします。自分から情報を発信する難しさを痛感しています。今日は、ちょっと愚痴っぽい話をしました。最近、内部の雇用状況を知れば知るほど、なんて不公平なんだろうと思うからです。でも、中にいるから分かることって多いのです。僕は、情報を閉じ込めておいてもいいことはないと考えている方です。いかにして、透明性を維持して、お互いの利益をもたらすことができるかを考えています。

IMG_1905.JPG

この写真は、ニューヨークの信号です。点滅の赤をとったつもりですが、写真は時間が止まってしまうので、「止まれ」としか分かりませんね。やめろ!っていうメッセージじゃないですよ。考えましょうというメッセージのつもりです。さて、次も就職というか、雇用情報を載せたいと思います。まぁ、これが僕のニューヨークに滞在する理由ですから。

最近は、ずいぶんと暖かくなってきましたわーい(嬉しい顔)わーい(嬉しい顔)

posted by atsushi at 06:58| Comment(2) | 国連インターンシップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
現在高校3年生の春風燈螺と申します。
メールが送信不可能だったので、
コメントで長文失礼します。

私は国際機関に入るのが夢で、
もし入れたらやってみたい事(文系方面)も漠然ですがあります。
しかしながら、私は今まで理系で勉強してきたこともあり、
理系としての勉強も捨てがたいものがあります。
国際機関の採用では、学位と職務経験が自分の希望する機関とリンクするかどうかをみるという話を聞きました。
そこで質問なのですが、

・理系と文系の学士を取り、国際機関に就職している方はいるでしょうか。
(機関と関係のない分野の学位をもっていると不利になることはありますか。)

・国際機関は二重学籍を認めているでしょうか。

もしご存知でしたら教えてください。
よろしくお願いします。
Posted by 燈螺 at 2011年01月27日 16:15
こんにちわ

コメントありがとうございます。過去のブログだったので、探すのにちょっと手間取りました。

さて、まずは学位の話ですが、国際機関は数多くあります、文系の方も理系の方も同じように多くいます。どちらを取ったほうが、有利というものは全くありません。やりたい仕事、行きたい機関によって、考えてもいいのではないですか。

国連事務局だけが国連ではありません。僕は、事務局にもいましたし、現在は、国連専門機関に勤めています。

この組織は、専門家集団です。日本のような、ジェネラリストではなく、スペシャリストの集まりです。そのため、文系も理系もとるというのは、あまり助けにならない気がします。

どこで働きたいかよりも、何をしたいかで決めたほうがいいと思いますよ。

参考になれば幸いです。
Posted by atsushi at 2011年01月29日 15:55
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