2011年11月13日

ダルフール最後の夜

今晩で2年間のダルフール生活を終える。振り返るとあっという間だった。どんなことにも、始まりがあれば終わりがある。終わりの続きには、新しい始まりがある。同僚、友人、いろんな人との出会いがあった。そんな人達との別れはやはり寂しい。

思い出は、出会う人によって作られるのだと思う。美しい景色、美味しい食べ物、心地よい気候、いろいろと人の記憶に働きかける環境は確かにある。しかし、人との出会いに置き換えられるものはない。出会った人と楽しい時を過ごすことができれば、その土地の思い出はポジティブであり、その逆はたとえそれ以外の要素である景色や食事がよくとも、良き思い出として記憶に残らない。

昨日、数人のスタッフは欠けているものの、空港にあるプレハブ事務所前で記念撮影をした。空港は軍の管理下だから、写真は厳禁だが、最後の思い出の記念撮影だからと連絡し許可をもらった。それなりににこやかな写真が撮れたので、とても満足している。これがその写真。
IMG_0384.JPG

プレハブ事務所にはたくさんの思い出がある。事務所前に作った小さな花壇、今ではしっかりと花を咲かすようになった。スタッフも毎日気にかけて水をあげているようだ。自分がした仕事が、自分がいなくなった後でもどれだけ継続されるのかはわからない。彼らのやり方と元々合わないものは、だんだんと廃れていって、元々の形に戻っていくだろうし、私のやり方を気に入ってそのまま残るものもあるだろう。

またこの土地に来る機会があればいいなぁと思う。その時には争い事は終わっていて、みんなが平和に暮らしていることを祈る。もっと自由に人が行き来できて、賑やかな街になっていてほしいと思う。

明日は、最後のお別れメールをみんなに書いて、事務所に顔を出しお別れを言おう。
posted by atsushi at 05:19| Comment(0) | スーダン生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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