2011年10月06日

尊敬する方の死

なでしこJAPANのワールド・カップ優勝時と同様、一般的に流れているニュースについてコメントするのは、安易にネタを拝借しているようで恐縮であるが、本日のニュースで、アップルの創始者スティーブ・ジョブス氏がこの世を去ったことを知った。帰宅後にテレビをつけ、BBCニュースを見るのが日課になっているが、この訃報を知り、衝撃を受け、テレビに見入ってしまった。

過去から現在に至るまで、多くの偉大な人物が存在し、私自身も崇拝している人物は幾人か存在する。そしてスティーブ・ジョブス氏は、私の尊敬する人物リストの中に入っている一人である。彼についての伝記や、書籍に関して目を通したことはない、ただ、何らかの偶然で、彼のスタンフォード大学でのスピーチをYouTubeで拝見して以来、尊敬する人物の一人となった。もちろん、その後は彼の人となりをインターネットで調べてみたりもしたが、YouTubeを通して拝聴したスピーチは、私にとって非常に衝撃的で、それが彼を知りたいと思ったきっかけである。

それ以前は、アップルの創始者であること以外、特段興味もなく、あまりよく知らなかったというのが正直なところだ。彼のアップルが作り上げた商品は、私も日常的に活用させてもらっているものであったが、それ以上でもそれ以下でもなかった。しかし、偶然に巡り合った、あのYouTubeの画像によって、一瞬にして魅了された。僕にとって、そういうことは頻繁に起こることではないし、それ以後もあの衝撃を上回る映像を見たことはない。彼の常に挑戦者である姿勢と、もの作りにおける情熱、そして人を引き付けるあの口調、いったいどこからきているのだろうか。

私は、今まで何度あの映像をYouTubeで見ているだろうか。当然お気に入りの映像として保存しているが、何度聞いても、活力が内からみなぎってくるのを自覚する。

天才とはあのような人のことを指すのではないだろうか。そして、優れたリーダーとは、彼のような人を指すのではないだろうか。前人未到、彼はそんな境地にたどり着きながらも、安楽することなく常に挑戦者であり続けた。万人に真似できるものでは到底なく、あっぱれ、というほかない。彼のような人生をなぞることはできないが、彼のような気持ちをもって、生きていきたいと常に思っている。

Stay Hungry Stay Foolish

このブログを読んでくれている方なら、見たこともあるだろうが、一応、その有名なスピーチのYouTube画像を紹介する。英語の映像であるが、英語が苦手であれば、おそらくこのスピーチ全文の訳文をネット上で探すことができると思う。彼は、間違いなく我々の世界観を変えた人物である。56歳という若さでこの世を去ったのは、残念で仕方がない。どうぞ、安らかにお眠り下さい。
posted by atsushi at 23:59| Comment(0) | 国際ニュースへのコメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月12日

地震

宮城県沖で、日本時間の午後2時ごろ地震が発生したのを知りました。BBCニュースではひっきりなしに、同じような映像が流れています。

昔の同僚である、自衛隊の皆、今頃大変だろうけど、頑張っていると思います。

僕は、ここダルフールにいて、祈ることくらいしかできなく、憤りを感じますが、できるだけ多くの人命を救ってほしいと思います。様々なメディアで、地震発生からずっと映像が流れていますが、どれも恐ろしい状況を映し出しています。

天災は、本当に怖い。特に地震と、その後に続く津波は、どれだけ準備していても、防ぐことはできないし、対応への限界が存在します。

救助される側も、救助する側も、なんとか頑張ってほしいと思います。
posted by atsushi at 21:29| Comment(0) | 国際ニュースへのコメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月13日

スーダン南部独立に伴う国民投票

1月9日から、日本でも時折ニュースになっている通り、ここスーダンでは、南部スーダン独立の是非を問う国民投票が行われています。確か、今日13日が最終日だったように思いますが、今のところ大きな紛争は起きていません。アビエという町では、死者が33人出る紛争が発生したというニュースは耳にしましたが、この国の状況から考えると、小さなもめ事くらいの感覚だと思います。当然、日本だと大事件ですが。

僕のいる街ニアラは、ダルフール地域の南ダルフールという州の州都です。ここでは、あんまり国民投票に関心がないのか、住民の投票に行く姿を見かけませんし、僕の職員も投票に行かせてくれという人はいません。まぁ、どこの世界でも同じことですが、当事者や直接何らかの影響を受けるものでないと関心を寄せないものなのでしょう。

それを考えると、いったいどれほど日本の人たちはこのニュースに関心があるのでしょうか。アフリカのどこか分からない国で行われているニュースにどれだけ関係するか、まったく、という人がほとんどだと思います。僕自身、ここに住んで仕事をしていますが、南部が独立したとしても、何ら状況は変わらないと思います。

ただ、やはりそれではいけないなぁと思います。日本はガラパゴス現象が起きているといわれています。誰がそう命名したのか定かじゃないですが、うまいなぁと思います。ガラパゴスには、周りの環境には左右されず、とても特異な生物が進化してきました。日本は、いま世界の潮流から外れ、そういう道を歩んでいます。

他の国は、それなりに、もしくわ、とてもアフリカに興味を示しています。オーストラリアでの留学時代やニューヨークでのインターン時代にいろんな国籍の人と話をしてきましたが、自分の国際的な知識がとても薄っぺらなものだといつも思い知らされました。日本では、そんな情報はなかなかニュースで流れないのです。

「鶏が先か卵が先か」の話ですが、メディアが報道しないから、人に関心がわかないのか、人が関心を寄せないから、メディアが報道しないのか。

グローバルの時代と言われてかなりの歳月が経過しています。グローバルとは、言語を操る能力を問われているだけなのでしょうか。言語は、その背景にある知識に裏付けされて、ようやく真価を発揮するものです。そして、そういう力は、一朝一夕では身につかないものです。

なんだか取り留めのない話になりましたが、今日も元気に明るく与えられた職務を全うするだけです。
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2010年09月25日

日本社会を思う(第2弾)

今日、尖閣諸島沖で海上保安庁の船舶に衝突した中国人船長が釈放されました。

今は、自分の職場であるニアラに帰る途中で、ハルツームのホテルに泊まっています。この部屋に着いて、テレビをつけ、最初に見たニュースにこの情報が放送されていました。

とても驚きました。そして、心底がっかりしました。司法権に立法府が絡んではいけません。これは、「現代社会」の教科で、高校生でも習う基本中の基本です。立法、行政、司法はそれぞれ独立していなくてはなりません。政治的配慮によって、罪の大きさを判断してはいけないのです。ましてや、それが外交問題の領域に入っていて、世界中の人が見ているという時に。

僕たちは、船舶衝突の瞬間が写っているビデオが存在するというのを、報道により知っています。でも、一度も公開されていません。当初は、国内法により、粛々と対応すると政治家さん達は言っていたのに、なんで首尾一貫していないのでしょうか。何でもっと、自分の意見を言えないのでしょうか。悪いことは、何があっても、悪いのです。これでは、悪くなかったと暗に認めていることになってしまいます。

日本の外交は本当に弱すぎる。どの国でも、隣国とのトラブルは絶えないものです。誰に対しても良い子ちゃんでいようなんて、まやかしでしかありません。日本は、外国のことを報道しなさすぎる。摩擦があって当然なのです。それぞれ国益が絡んでいるのですから。アメリカに良い顔をして、中国に良い顔をして、アフリカに良い顔をして、本当の目的はどこにあるでしょうか。

本当にこれはひどい。とてもがっかりです。

現場で働いている海上保安官はこれを知ってどう思うのでしょうか。その周辺に住む漁師の方達はどう思うのでしょうか。

あまりニュースについてのコメントはしてこなかったですが、これは深刻な問題です。自分の正当性を相手に反対されて、引き下げてしまったのですから。日本人が、日本人として、自信と誇りを持って、これからも世界で生きていけるのでしょうか。
posted by atsushi at 03:12| Comment(3) | 国際ニュースへのコメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月04日

ブッシュ大統領のコメント

[
米ブッシュ大統領]「ハマスに責任」 ガザ空爆で見解
2009年01月04日00時11分 / 提供:毎日新聞

 【ワシントン及川正也】ブッシュ米大統領は2日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ地区への空爆について「最近の暴力はハマスによって引き起こされた」と指摘し、ハマス側に責任があると強調した。一方で、ガザへの武器密輸を防ぐ国際的監視制度を導入した停戦の実現に向けて外交努力を強化する意向も表明した。

 大統領の公式発言は先月27日に空爆が始まってから初めて。ホワイトハウスが3日放送のラジオ演説の内容を公表した。

 大統領はイスラエルの軍事行動は国民を守るための反撃だったと擁護した。イスラエル軍が準備中の地上侵攻についてホワイトハウスのジョンドロー副報道官は2日、「イスラエルが決めること」と述べ、容認する意向を示した。



米国大統領の発言は、いろんな情勢を考慮しての発言だと思います。しかし、誰かの責任だ、と責任の所在をはっきりさせることが、この地域の平和と安全を構築することになっていくのでしょうか疑問に感じます。なにが善でなにが悪かを決めて、自分の主張に支援を求める、これが、更なる主張の対立になりはしないか不安に感じます。

そこには、巻き込まれた罪の無い市民がいると思います。日本に住んでいると、遠い国で起こっているあまり現実感の無い出来事です。どうしたら、こんな出来事にみんなの注意を引きつけることができるのでしょうか。日本の報道には、かなりの偏りがあるのは否めません。やはり、視聴率、みんなの注目を集める事件を繰り返し報道するという利益至上主義が邪魔をしているのでしょうか。

遠い国いる私たちが、他の国に起こっている惨事を自分のことのように考える、これをどうやって成し遂げていけば良いのでしょう。

posted by atsushi at 01:49| Comment(0) | 国際ニュースへのコメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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